2008年当時の作り
- スマホ非対応(横スクロール・ピンチズーム必須)
- メニューが画像1枚に文字を焼き込み・更新不能
- 定休日の説明が極小・低コントラストの注記のみ(約2.8:1)
- marquee・blink・偽カウンターなど古い演出
- 電話番号がタップ発信できない・予約は電話のみ
- OGP・説明文なしでSNS共有・検索に弱い
Before → After
古い作りのままになっている個人経営の飲食店サイトを、スマホ対応・メニューの読みやすさ・アクセシビリティ・予約導線の観点でまるごと作り直すと、どこまで変わるのか。架空の大衆食堂「ますだ食堂」を題材に、2008年当時の作り(Before)を現行標準(After)へ改修した過程を、「なぜその変更が来店・予約につながるのか」とあわせて整理しました。
⚠️ 店名・店主名・住所・電話番号・価格・メニュー・口コミなどはすべて架空のサンプルです。実在の飲食店・人物・団体とは関係ありません。画像はSVGのプレースホルダーです。
At a glance
スマホでの違いを体感するには、ブラウザの開発者ツールで幅320px程度に切り替えてご覧ください。Before は横スクロールとピンチズームが必須になります。
2008年当時の作り
現行の標準(レスポンシブ)
What changed
見た目の好みではなく、一つひとつの変更が「来店・予約・信頼」にどう効くかをセットで設計しました。
| 課題 | 改修(After で行ったこと) | 効果 |
|---|---|---|
| スマホで横スクロール必須 | <meta viewport> 追加+モバイルファースト設計。固定800px幅を撤廃 | 幅320pxでも横スクロールなし。スマホでそのまま読める |
| メニューが画像で更新不能 | 画像メニューを、価格付きのHTMLメニューカードへ。説明文も付与 | 店主が自分で更新でき、読み上げ・検索・コピーにも対応 |
| 価格が画像内で不明瞭 | 各メニューに税込価格を明記。人気・名物にラベル付け | 来店前に予算がわかり、「思ったより高い」離脱を防ぐ |
| 定休日が×印と低コントラスト注記のみ | 営業時間テーブルを高コントラスト・スマホ幅対応に再設計し「定休日 水・日」を本文で明示 | 「開いている日」を取り違えての来店トラブルを防ぐ |
| marquee/blink/偽カウンター | 静的な「お知らせ」リスト+落ち着いた藍基調へ刷新 | 「きちんと営業している店」という第一印象 |
| <font>・align・alt無し画像 | セマンティックHTML5+全画像に説明的alt | 読み上げ・SEO・画像非表示時にも内容が伝わる |
| タップ発信できない電話番号 | すべて tel: リンク化。タップ領域44px以上 | スマホからワンタップで予約電話。離脱を防ぐ |
| 弱いtitle・OGP無し | 検索意図を含むtitle+description+OGP/Twitterカード | 「近くの定食屋」検索・SNSでクリックされやすくなる |
| 予約が電話のみ | 予約・お持ち帰り・宴会に対応した24時間フォームを新設 | 営業時間外でも受付でき、予約の取りこぼしを減らす |
Measurable
数値は本サンプルの実装値・設計値に基づく例示です(実在サイトの計測値ではありません)。
| 観点 | Before | After |
|---|---|---|
| スマホ表示(幅320px) | 横スクロール+ピンチズーム必須 | 横スクロールなし・等倍で判読可 |
| メニューの更新性 | 画像のため店主が更新不能 | HTMLテキストで店主が更新可・検索/読み上げ対応 |
| 価格表示 | 画像内・変更困難で不明瞭 | 各品に税込価格を明記(来店前に把握可) |
| 電話番号のタップ発信 | 不可(プレーンテキスト) | 可(全箇所 tel: リンク) |
| 本文コントラスト比(例) | 約2.8:1(AA不適合) | 約12:1(AAA水準) |
| 定休日の伝わりやすさ | 小さな注記・低コントラスト | テーブル+「定休日 水・日」ラベルで明示 |
| 見出し構造(SEO) | 見出しタグ・ランドマークなし | h1〜h3+header/nav/main/footer で構造化 |
| 予約手段 | 電話のみ(営業時間内) | 電話+24時間受付フォーム(予約/持ち帰り/宴会) |
Before / After を実際に開いて、スマホ幅での違いをご確認ください。